大人からのバレエ推進委員会監修

中村みちえコラム

中村みちえ

翻訳家

バレエ愛好家

著書「ニューヨーク ジョフリー・バレエスクール 大人からのバレエ」

 第3回『バレエの先生』

真に迫ったマイムと表情、そしてきれいな英語が印象的。

『幸せな秋の野原』

『幸せな秋の野原』(エリザベス・ボウエン著 ミネルヴァ書房)という短編集に「バレエの先生」という小説があります。若くて美しいけれど疲れ、残酷なまでに不機嫌な先生が主人公です。 この先生の神経を逆なでするのが、“何ひとつまともにできない”鈍くて冴えない少女。こういう相性最悪の組み合わせが双方にとって悲劇であることは、読むまでもなくわかります。 大人の場合、少女にも先生にも感情移入できてしまうからなおさらつらい。不器用な少女も気の毒だけれど、人生に疲れた先生もまた気の毒です。大人の先生観は子どもの先生観とは違うのです。 大人バレエ仲間と話していて愉しいのは、最後に決まって「やっぱり自分の先生がいちばん」となることです。わたし個人としては、感情で怒る先生は敬遠しますが、論理で叱る先生は敬愛します。 海外の先生はどうなのかなあと思って、ちょっと探してみました。ひときわ印象に残ったのがこの御三方。どなたにも独特の魅力があり、立ち姿だけでもさまになるところがやっぱりバレエの先生です。

たんに先生の声と風貌が好み。

これぐらい徹底的にやってもらえると幸せ。
でもちょっと怖そう...

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